カメラマンっていうのはなんどなくわかるけど、「編集マン」ってどういうひと?
自慢するわけじゃなけど。実は縁の下の力持ちなんです。
カメラマンがすばらしい映像を撮ったとしてもそれを見やすく「編集」しなければテレビ番組として十分ではありません。

この作業を担っているのが私たち編集マンなのです。
ビデオユニテ報道編集部では18名の編集マンがテレビニュースの最前線、大阪のMBS毎日放送報道局に常駐。

最新のビデオ編集装置を操り「MBS Voice」やドキュメンタリー番組「映像09」などの編集業務を担っています。
テレビ報道の現場で働くビデオユニテ編集マンのある日の仕事ぶりをご紹介しましょう。編集の仕事ってこんな感じです。

 

「オンエアまであと2分30秒!」

 

ニュース編集室にアシスタント・ディレクターの声が響き渡った。
放送までもうさほど時間がないというのに若手編集マンのAはまだ編集作業を続けている。
1時間ほど前に発生したばかりの銀行強盗事件の映像だ。
オンエアまで2分を切った。

 

 

 

 

テレビの二ュースは映像がないと成り立たない。だから絶対に世上げなければならないのだ。
だが、1カット編集するだけでも十数秒の時間が必要になる。それを15カットほどつなぎあわせ、総尺1分程度のビデオ作品に仕上げなければならない。
Aは銀行のロングショットのあと、カメラが銀行内部に入っていく映像を2カットほどつなぎ、その後に続くカットを探していた。

 

「まにあうのか?」

Aの作業を固嘩をのんで見守るスタッフたち。だが、Aは表情一つ変えず、慣れた手つきで編集機のダイヤルを操作し、淡々と作業をこなしていく。
最新の情報を扱う二ュース現場ではこのような「追い込み編集」が頻繁に行われている。しかし、オンエア数分前に飛び込んでくる取材ビデオテープにどんな映像が撮影されているのかは、テープを手にするまでわからない。

 

 

 

 

編集マンは残りわずかな時間の中、初めて目にする映像の中から必要なカットを的確に選択し、視聴者にとってもっともわかりやすい順番につなぎ、しかも予定通りの時間尺に納めるという作業をこなさなければならないのだ。

 

 

 

 

 

 

「まるでアクロバットだな・・・・」

 

Aの後輩である新人のBは、Aの横顔をそっとうかがいながらそう思った。このアクロバットをこなせるかどうかが、一人前の証でもあるのだ。
「あと1分!」
アシスタント・ディレクターの声がだんだん大きくなっていく。編集室に緊張が走る。Aは強盗現場に落ちている凶器のナイフ、そして取り囲む捜査員のカットをつないでいく。
「あと30秒!!」
そしてついにAはラストカットをつなぐところまできた。

 

 

ガシャッ!!

 

 

 

 

 

 


完成したビデオテープをデッキから排出する。そしてそれをつかんでアシスタント・ディレクターが猛然とダッシュ。スタジオの方向へと消えていった。

その直後、編集室のテレビに銀行強盗のニュースが映し出される。そして、たった今Aが編集したばかりの映像が何事もなかったかのように流れていた。

まさかこれがアクロバットによって生み出された作品とは・・・。
まったく想像できない出来映えだった。

 

 

 

「間に合いましたね!おつかれさまでした!」
「いやー、お見事でしたよ!」
オンエアを終えたスタッフたちがAに声をかけた。Aは初めて笑顔を見せた・・・。

 

 

あなたが今日テレビで見た二ュースにも、こういうアクロバットで生み出された映像があったかもしれません。
しかし、私たち編集マンはそうとは気づかれないよう日々努力しています。
 

 

 

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